カバヤの食玩と言えば、かつては非ガンダム系サンライズロボットプラモのファンならあらかた知ってるラインナップで賑わせてくれていましたが、タカトミのスポンサードによる正統派ロボットアニメ路線が絶えて久しい今、食玩の世界でその系列のデザインのロボットが復活の兆しを見せていました。と、思ったら、何をトチ狂ったのか「3機のマシンがパターンを変えて3タイプのロボットになる」と言う
ゲッターロボもかくや!!と言う構造のロボットで殴り込みをかけてきたのです!!
それが今回ご紹介する「
3変身合体! トライチェンジャーロボ」と言う全3種類の合体モデルです。
本製品は「
えび工房」さんで詳細にレビューされていますが、自分は一応違う切り口で攻めたいと思います。と、その前に…

えび工房さんではハレーション起こしててよく見えなかったと思われる 2 グランドパンサー の裏面をば。
…と言いつつ、自分は左上角がハレーション起こしてるし…orz…
えー、初めにお断りしておきますが、自分は基本、シールは貼らない人です。なのでこのアイテムは素組のままでご紹介させて頂きます。
では、中身を開封します。

ご覧のように殆ど完成した状態でパッケージされています。1 スカイファルコンは合体ロボの頭部のみが組み立て式のランナーパーツとなっています。同様に 2 グランドパンサーはキャノン砲と合体ロボの拳パーツが、3 マリンホエールは艦橋 兼 合体ロボ頭部がランナーパーツとなっています。よくよく箱の正面を見たら「完成品1個入り (一部組み立て式) 」と下部角に記載されていました(^_^;)


3機のメカと基本合体パターン。この組み方については「
えび工房」さんで詳しくご紹介しているのでここではざっと紹介するに留めさせて頂きます。
しかしこの合体後のデザインは、ゲッターって言うか、ゲッター號って言うか…(特にホエール…)パンサーの背部ユニットは下向きにしてスラスターユニット風にしてもいいでしょう。(ゲッター翔かよ…)
以下はパッケ裏の図解に従い合体パターンをご紹介します。
なお、えび工房さんではトライパンサー時に余剰と説明していたホエールの艦橋ですが…
実はここにくっついています。取説によると艦橋部は着けたまま変型させるという事なのですが、見落としたのでしょうか?ですが、こうすると斜め上面から見ると艦橋裏のホエールのロボ顔が見えてしまいますね。右のように下向きに着けてやるといいかもです。

こうすると余剰は頭部のみ、になりますね。右も同様ですが、お好みで。艦橋と機首パーツ同士の相互干渉度は左側の方が圧倒的に小さいのですが…
さて、自分がこれを買った最大の理由がタイトル通りの「
三身! 合体! 六超人!!」の再現への取り組みな訳ですが…試行錯誤の末にようやく何とか見れるものになりました。それではご紹介。
合体パターンD 1 3 2

トライコング
スカイファルコンがメインコクピットになる陸戦・肉弾戦仕様のロボット。ホエールの両腕がトライホエール同様にクローアームとして機能する。移動はキャタピラではなく両腕をも使いながらの二足歩行で行う。背面のパンサーキャノンは基本的には機能しない。

パンサーのキャタピラ部分に着けた拳パーツがいかにもゴリラの足 っぽい感じですよね。キャノン砲が機能しないのは単に頭部を抑える役目だからです。こいつの頭部は単に挟み込んでるも同然ですからorz余剰パーツはロボの両足首とスタビライザーです。
合体パターンE 2 1 3

トライガゼル
グランドパンサーがメインになる高速移動を主体とした白兵・射撃戦用仕様。両肩の可変スタビライザーは高速移動時の機体の安定保持用。腰部ブースターでの低空飛行も可能で胸部キャノンを取り外し携行武器にする。

最初は「ジャガー」にしようと思ったんですが…本体がパンサーだから安直すぎると思い別の俊敏な動物の名前を付けてみました。余剰パーツはロボの両足首と頭です。
合体パターンF 3 1 2

トライグリズリー
マリンホエールがメインの水上・雪上戦用仕様。足のスキーブレードを使って水の上や雪山での高い機動性を生かした戦闘が得意。動きが鈍った敵の真っ正面に不意に現れて両手の鋭い爪で引き裂く戦法が得意。背面のユニットは高速移動時の強化ブースターの役も担っている。

こちらは初めから熊を意識して組んでいます。お腹が寂しい感もありますが…背面ユニットのお陰で一見、自立が難しそうに見えますが、なかなかどうして、ちゃんと自立します。余剰パーツはロボの両拳と頭です。
しかし、こいつら組むのにえらい手間かかった…あーでもないこーでもないと試行錯誤の繰り返し…で、ちょっと妥協すると四足歩行メカに…orz…
それと、一応各部ジョイントは共通径とはなっているのでファルコンの腕パーツ部分もバラして組み換える事が出来ますよ。ホエールも同様。ただし、それに見合うジョイント軸があるか、ですけどね…
でもってそこを踏まえるとこんな感じにも作れてしまうんです。

おまけ。ロボット以外にも色々な形態が作れますね。

敢えて下から。何を意識しているか判る人は結構古いかも…です(^_^;)えび工房さんのトライフォートレスは何となくトライダーフォートレスっぽいので敢えて言うなら「トライベース」かな?(バレバレやん^_^;)

今回未使用のシール群。「
えび工房」さんによると貼り辛い上に粘着も弱いらしいのでプリンターのある方はスキャンして専用シール用紙で作り直してみてはいかがでしょうか。
ファルコンのパワーアップアイディアとして…飛行戦闘仕様のはずが飛べそうにないので背面クローラーユニットを展開して基部にウイングを装備、武器は二分割して両手持ちにしてみました。
こっちの方がかっこよくありません?

パンサーを先述の通りに背部ユニットを変型、左拳をキャノンに換装。ドリルだったら右ですが…

最後にホエールを…腕の可動域が確保された代わりに上半身は貧弱になりましたが、後部ユニットでロボの頭部を挟む形で収納しているので余剰パーツは一切ありません。

今回は単体セットのみで挑戦してみました。いやはや、「
三身! 合体! 六超人!!」どころの騒ぎじゃなかった…色々試しているうちに六超人どころか、九超人にも十二超人にもなってしまいました(うち2体は四足歩行形態orz)…多少、難易度は高いですが、試してみると色々イマジネーションが広がって面白いモデルだと思いますよ。実はマリンホエールの基部プレートへのスイングアームの接続部の部分やロボ時の脚部に当たるライトグレーのパーツは接着接続されています。なのでスイングアームが固くて動かない場合はアームとプレートとの間にカッター(厚手のもの。薄いと折れます)を使うなどして慎重に剥がす必要が生じます。他は接着処理部分はないので心配はありません。が、自分のファルコンの両翼基部のパーツは嵌め合いが甘いんだか固いんだか…orz…主翼パーツをサイドのジョイント穴に通すとかするとすぐ外れる…orz…伸ばした後の密着度も弱く、脚部にすると倒れそうになる事も…orz…パンサーは基本問題なしです。が、欲を言えばこれの頭部も着脱可能にすればもっとバリエーションが作れたと思うのです。ホエールの基部プレートの接続部分にあるブレード状のパーツが干渉して思うように組めない事も多々ありましたし…次回、パワーアップヴァージョンを出す時にはこの辺の改良が望まれるところです。
ちなみにタイトルでも使ったこのフレーズはコナミのアクションゲーム「
ビシバシチャンプ」シリーズに登場したゲームのタイトルですが、最新ヴァージョンのネット配信型では「ロボ合体」と言う何とも味気ないタイトルに…開発スタッフはゲッターのみならず
アルベガスも好きだったと思いますが…今なら
アクエリオンかも…組み換え変型の三機合体変型の醍醐味をとことんまで味わってみてはいかがですか?
今回紹介を手伝ってくれたミク達のレビューもそのうち入れる予定です…いや、「
たくふぃぐ。」さんじゃないですが、写真撮るのに忙しくて…orz…