手に入れたのはMK-01 キン肉マンとMK-07 キン肉マン(白タンクトップ)です。ちょっと残念な経緯が絡みますが、それはさておき…
ミクロアクションシリーズの新シリーズ ミクロマンキン肉マンシリーズは「超人ボディ」と呼ばれる新素体と、専用に作られた特殊手首、そして作品内の様々な空中技を再現可能な上下移動軸の付いた新型ボディクリップを主な特徴とします。一応V1素体との比較のために過去に購入したToy's Dream版デビルマン(TVバージョン)と並べてみました。

これで一目瞭然だとは思いますが、主な体格的差違はそのマッシブなデザインにあります。過去に出たマッスルボディ素体の「スーパーマン(原作版)」を元にV1男性素体をベースにした新素体に非常に旨く落とし込んであります。

すいません、集合写真しかなくてすいません。
ご覧のように、全体に筋肉質な両者のデザインの違いは胸板の大きさとその手足の長さのバランスくらいでしょうか。実際に並べてみた事がまだないので何とも言えないのですが、スーパーマンの方がキン肉マンよりも大きめのボディサイズになっていると推測されます。
さて、特徴その2と言うべき付属の手首です。まずこれがV1素体から付いてきている基本の6種類。最初は握り拳。いわゆるグーです。

次が握り手 縦軸型。

次は握り手 横軸型。意外にも付属の手は正面から見ての横軸が多いです。

次が銃握り手。ぱっと見使えなさそうですが、意外にも使用用途は広いです。

次はチョップ。なんですが、実はこのチョップ、親指までまっすぐ伸びているデザインではないのです…orz…

そして平手。いわゆるパーです。

ジャンケンのチョキが付いていないのは用途が限定されるからと思われたせいでしょうか…実はどの素体にも付属はしていません…orz…実際はピースサインやVサインなどとしてガッツポーズ並みに使用用途が広いのですが…orz…
さて、ここから本題。
ミクロマンキン肉マンシリーズにはそれ以外に専用の手首が2種付属しています。まずは「キャットウーマン」付属の構え手から起こされたデザインの構え手。

そしてこれが十八番の掴み手。要するに開発陣の言うところの「グラップルハンド」です。

これらの手首は用途毎のシーンで様々に活用が効くので、シーン毎に付け替えて表情を出す最近の流れに則ったものです。
さて、話変わって可動について。
前述のスーパーマンの素体と大きく違うのが首部分の分割形式と足首部分の形式です。スーパーマンは首部分は胴体部と頭部とにそれぞれボールジョイントによる可動軸が設けられています。また、足首部分は踝と足首部分に設けられたそれぞれ縦軸と横軸の1軸関節での計3ヶ所の可動となっています。対するキン肉マンの方は首部分は頭部側の1ヶ所のみ、足首部分はボールジョイント接続となっています。
そのため、首を思いっきり後ろに反らす、と言うシーンだけは再現不可能になっています。要するに、キャメルクラッチなどの首責め技が完全には再現できない、と言うわけですが、それ以外の可動に関しては問題ありません。マジ、ここまで曲げる事が出来ます。

なのでこんなシーンや、

こんなシーンも違和感なくこなす事が出来ます。これは前述の特殊スタンドを使っているのでいわゆる「空中シーン」のつもりです。

爪先にも可動軸がある事で踏ん張りシーンが無理なく演出でき、プロレスラーの持つ力強さが余すとこなく再現できるのがこの素体の長所と言えるでしょう。反面、筋肉質な事が逆に肘や膝の可動範囲を狭めており、きっちりと正座が出来なかったり、絞め技系の再現度が多少低下するのも事実ですがorz
で、もう1つの白タンクトップの方は本来、歯を食いしばっている踏ん張り顔のために買ったのですが、実を言うとキン肉マン、最初の製品は足首のボールジョイント部に塗料が食い込んでいてきつく、右足の方は折れてしまいましたorzサービスセンターにメールしたら、土曜日の連絡にもかかわらず月曜にはすでに発送になっていて、火曜日に不在通知が来ていたほどです(もう1日くらいかかるかと思っていた)。まあ、配送のヤマトが翌日の配達指示をすっぽかすというふざけた真似をしてくれはしましたが…orz…(いくら電話が止まっていたからってそんな「存在感が臼井君」な真似するな!!)
到着した代替部品…と言うか完全な代替品でした。おかげでスタンドと手足などの組み替えバリエが増えました。今後の購入予定の「タッグセット MK-S01キン肉マン&テリーマン」に付属の黄色トランクスもいろいろ使えそうです。
ところでキン肉マンというか、キン肉スグル(本名)と言えば「ヘタレ」の代名詞とも言われているキャラでもあり、こんなシーンも良くありましたね。

白トランクスをブリーフに見立てたシーンです。かっこつけてるけど実はションベンちびってる と言うアレ ですね(^_^;)
このシリーズの問題点を挙げろと言うなら、やはり部品の分割区分とそれに伴う成型色パーツの件でしょうね。コストダウンを図るためかほとんど1体分を1つの成型パーツで作っているようで、先に挙げた塗料の食い込みが問題視されます。正直、解決策は臑部分にも分割部分を設け、臑から下、及び腰パーツ全般を別カラーによるパーツ成型とする事でしょう。事実、V1女性素体やオリジナルシリーズの製品は2色分割が主になっていたようで、ちゃんと腰や足首は別色成型になっていた事で破損が少なかった気がするのですが…orz…ボディを単色整形するようになった最近の傾向では起こるべくして起きた不具合としか言いようがないのですが…orz…
今後、全シリーズラインナップを揃えて世紀のマッスルタッグマッチをアップする予定です。
一部に不満こそあれど、持っていて損にならない、そんな「ガシガシ動かすミクロファンのためのアイテム」と言えるでしょう。最近出たエヴァ系の萌えミクロに比べたら遊び甲斐はダンチですよ!!
なお、白タンクトップは後日レビュー予定です。その前にテリーマンを買わないとならないし…orz…