なんだか新作で続編が3部作として作られるとか言う展開になっている「時空警察ヴェッカーシグナ」ですが、この2月にはシリーズ第4弾が発売になります。以前は画像を紹介出来ませんでしたが、今回は一挙に大量放出します。
さて、シリーズ第4弾は本作でも重要な立ち位置を占める「伝説の時空刑事」エクスヴァーンと愛機グランミラーのセット商品 「エクスヴァーン&グランミラーセット」です。前回取り上げた「オリオン&オニグモセット」がアサシンフォースとアクロイヤーXADOから来ているように、これも過去のミクロのリデコ製品なのですが、これはかなり古めのヤツがモデル。マシンフォースの「マシンミクロマンゼクウ&マシーンミラー」が元です。ざっとどこがどう違うか、見てみる事にしましょう。
まずこれが双方の製品をざっと見比べた所。


両者は搭乗スタイルがちょっと違っていて、エクスヴァーンはどちらかと言うと「宇宙刑事ギャバン」が愛車サイバリアンに乗っているような感じですね。番組OPのイントロ部分で飛び回るシーンはこんな感じですね。


次はマシンによる攻撃形態。これはなんか一緒っぽいですねえ。


そして両者の強化武装形態。エクスヴァーンのこの形態「ヴァーニングフォーム」は本編では使用されていませんが…orz…


で、マシンミクロマンだけの設定としてマシーンミラーがランドセル様の飛行ユニットとなる設定があります。

こうして見ると同じ製品でありながら実に見事な設定による差別化がなされていますね。
エクスヴァーンのデザインとカラーリングは元々演じている渡洋史さんが過去に演じた「宇宙刑事シャリバン」や「時空戦士スピルバン」をモチーフとしたもので、実に赤い色にマッチしていると思います。元キャラの両戦士が赤いメタリックカラーベースのボディだった事も相俟ってエクスヴァーンも製品ではメタリックレッドをベースとしていて実に映えるカラーリングになっていますね。
ちなみに伝説の時空刑事ヴァーンはこんな感じでした。



もう一つ、初代ヴェッカーはこんな感じ。

なんとなくシグナ達がこのデザインを踏襲してデザインされている事がお判り頂けたと思います。
元々エクスヴァーンが生まれた経緯は本作の監督の畑澤和也氏が「マシンミクロマンゼクウ&マシーンミラー」を個人的に所有していた事だったそうで、「ヴェッカー」第1シリーズの中でも登場していた時空刑事ヴァーンがパワーアップした姿、と言う設定のようです。映像でもそれをふまえた謎めいた設定の喫茶店のマスターとして登場し、序盤では和みキャラとしても活躍してくれていました。渡洋史さんにとっても「時空警察ヴェッカー」や「ヴェッカーシグナ」と言う作品は非常に大切な作品という事のようです。
さて、製品的な事を言うと、元が旧素体のモチーフキャラなので、可動部は恐らくゼクウと同一、爪先の可動は多分ないと思われます。もう一つ言えば、武器に難有りかと…orz…
エクスヴァーンはスピルバンのツインブレードを彷彿とさせるシャイニングロッドと言う武器を使うのですが、設定ではグランミラーのビーム砲が変型する事になっていて、リデコ元のゼクウの設定と同じなのですが、映像では肩の突起部が迫り出て伸びる形になっています。その為映像と違いシャイニングロッドの太さが太い…orz…出来れば専用の細いヤツを付けて欲しかったです…orz…
ですが、可動的な事を言えば、旧素体の長所は網羅しているのでマテフォ並の可動は得られます。なので爪先さえ気にしなければ劇中同様の可動アクションは十二分に堪能出来ますね。もちろん、武器についても同じ事が言えますが…でもやっぱり太い…orz…
さて、ここで耳寄り?な話題を…

ご覧のように一応はヴェックフォームの頒布が決まっているシグナ達ですが、ここに来て妙なものを発見…

「タカラホビー.com」で拾った画像なんですが、テストショットのエクスヴァーンの後ろに何やら素顔のシグナ達と思しきテストショットがあります…
ですが、じっくり見ると、上に載せたヴェックフォームの試作写真のデザインとは明らかに違うようなのです…ヴェックフォームは特徴的な胸元の襟様デザインがありますが、このテストショットにはそれがどうにも見当たりません…それに「ヴェッカーシグナスペシャル」でさりあ役の葉月あいちゃんが似顔絵チャレンジクイズで言っていたように、ヴェックフォームには「首に輪がある」のも特徴の1つになっていますが、このテストショットにはそれらしきモールドも見当たりません。あと、キリーらしきキャラの腰部分もヴェックフォームと違って何やらスカート状に…更に何やら襞のようなものまでうっすらと…スカートと言えば、えう゛ぁミクロはスカート部が別部品になっていましたね。(ヨドバシ店頭で覗き込んで確認済み(^_^;)この様子だとヴェックフォームも同構造だとは思われますが…それにしてもこのテストショットはここまで説明を聞けば明らかに別物だという事になるのですが…
で、本編を見ていた人ならお判りでしょうが、実はキリーのヴェックフォームは二重になっていて、ショートスカートの下に短パンを重ねたようなデザインになっています。上の試作品とはここが明らかに違うわけで(試作品はただのスカート部の塗り分け)…更に言うと、キリーが襞のあるスカートをしているのはセーラー服姿の「桐乃かすみ」である時なんですが…
これはよもや…普段着のシグナ達? ミクロ素体がV2になってから制服キャラはえう゛ぁ系しかまだありません…もしこれが普段着シグナだったならこれは間違いなく制服キャラ好きにとってまたとない掘り出し物と言えます。本作はセーラー服に限らず、指定服がブレザー有り、シャツ系有り、と千差万別でした。これらが出るならこれはまたとないチャンスです!!いっその事テンスマドラー達も全員出せばいいのに…と思うのは自分だけでしょうか…?
この調子でバイト中のメイド服ヴァージョンも出せば…折尾光四郎のセリフではありませんが、本作は「あらゆる属性が揃っている」「萌え」を語るなら明らかに外せない要素が詰まっています。それに、役者自身のモチーフモデルのフィギュアってそうそうないので…肖像権とか色々絡んでくるらしいし…
それにこの作品で外せないのがもう1人…「セイントヴァルキリー」。ゲストキャラだったけど、インパクトが大きかったし。まあ、獅子皇のインパクトに比べたら負けますが…orz…
一般販売が望めないのならせめて「トイホビーマーケット限定」でもいいので、この「私服Ver.」は「欲しい人が確実に手に入れられる」形で発売してもらいたいものです…って言うかやっぱり
獅子皇は外せないと思うのですが…
ちなみにテストショットの白い部分のパーツは作り起こし部分なので、レディ2素体のるり香と玲菜は足全体が作り起こされているようなのですが…まさかね…?