昭和ミクロのデザインとシステムを200Xのテクノロジーで現代に復活させるシリーズ「ミクロマンオールディーズ」、2回目の今回は前回のコメントでの予告通り、あいつらの登場です。
昭和ミクロのデザインや方向性を元に、現在の技術や世界設定の元にそれをリスペクトしたキャラを投入するという懐古的新展開シリーズ企画「ミクロマンオールディーズ」。その2回目となる今回は言わずもがなの「
アクロイヤー編」です。
昭和ミクロの
アクロイヤーは亜鉛合金のボディにプラパーツがくっついているという作りだったので、現在の技術でそれを再現すると価格やなんかの面で凄い事になってしまいます。当時に比べて亜鉛合金の素材単価はバカみたいに高騰しているので、それでなくてもボディだけで5つのパーツで出来ている200Xな訳ですから、当時とほぼ同じ価格で作ると
アクロイヤーデザインの素体だけになってしまう虞がかーなーり!!高いです。
それに200Xの
アクロイヤーはミクロマンの細胞を元に作られたミュータントレプリカなので、当時と同じようにも行きません。特に装備とかの面からすると。
そこでこれらの
アクロイヤー達は本シリーズのミクロマン同様にメタルテックアーマーを纏う事で当時と同じデザインの姿にイークイップする、と言う設定にしてあります(ただし手足は換装変身)。作成者はDr.シルバーに心酔しM.I.C.R.を出奔したDr.アーデン こと プロフェッサーA。と言う自分の世界観から来たストーリー設定ではありますが、既にDr.シルバーが故人らしいので…
と言う訳でコスモフォースのライバルキャラ「
アクロイヤー MEGAX(メガックス)」のご紹介です。
アクロイヤー MEGAX
今は亡きDr.シルバーに心酔しM.I.C.R.を出奔した細胞学の権威。Dr.アーデン。彼はこれまで自分が試作してきたアクロ細胞による新型ミュータントが自分の期待以上の成果を出してきた事に満足し、新たな素材の開発に取りかかった。丁度、M.I.C.R.では旧世代の情報を元にしたミクロマン達の開発情報が公開された時期であり、それをヒントに彼はアクロイヤー自身の旧世代情報を元にした新たなアクロイヤーの開発を進めていったのであった。
程なく彼はミクロマン同様に旧世代デザインへとイークイップする新たなアクロイヤーを作り上げ、「MEGAX(メガックス)」と名付け、ミクロマンによる地球人類の宇宙進出に歯止めをかけるべく指令を下した。偶然にも金属細胞との融合実験中に発見されたアクロ細胞の巨大化現象を武器に、彼等はミクロマンを脅かす存在として再びその前に立ちはだかったのである。
AMG-01 アクロレッドスター
旧アクロイヤーと同デザインの頭部パーツを持つ自然科学者。自然現象を思いのままに操り天候操作や地殻変動を起こすどころか、その威力はそれに留まらず、流星群をも操作したり惑星改造まで行う能力を有している。
旧世代デザインのイークイップアーマーを装備する事で体細胞に変化を来し3倍から100倍にまで巨大化する能力を得る。また、手足パーツを換装する事で惑星を走破する装甲車形態へと変形する能力がある。武器は胸部や頭部にも換装可能な融合キャノン砲。武器や換装パーツは基本的には他のMEGAX達と共通だが、彼個人の武器として電磁ビュートを所有している。
AMG-02 アクロブルースター
旧アクロイヤーと同デザインの頭部パーツを持つ生物・細菌学者。プロフェッサーAことDr.アーデンの片腕として新たな改造生物の研究を行うほか、自らの遺伝子を操作して手足を全く別の生物のものにしたりする事が出来る。個人武器は腕に換装するリザードクリップと電磁ボウガン。
AMG-03 アクロシルバースター
旧アクロイヤーと同デザインの頭部を持つ異質な感覚の精神を持つ犯罪学者。アクロイヤーの中では特に異常な性格で、極めてオタクっぽい面を持つ。しかし、許多の創作情報を持っているだけあってそれらの作品中で行われている全犯罪や事件に関しての造詣は深く、それを元にした作戦を執り行いミクロマン達の対応を見る事が快感となりまた新たなワナを張り巡らせるサイコパスでもある。個人武器は棍棒や多節棍に変化する重力ロッド。余談だが、他のメンバーを含めた全員にこれらの武器を持つよう提案したのも彼である。
AMG-04 アクログリーンスター
旧アクロイヤーと同デザインの頭部を持つ物理学者。建造物をすり抜けたりする超能力も使え、実質4人のリーダー格である。物質を変質・変異させる能力を持ち、金属を急激に腐食させたり逆に硬化させたりする事が出来るので物質文明にとっての脅威となっている。
個人武器は2丁の荷粒子速射マグナムと電磁ナイフ、2門の砲身を持つ折りたたみ式の可変荷粒子砲。この荷粒子砲に他のメンバーの個人武器を合体させる事で小惑星をも消滅させる威力の高エネルギー砲にする事も可能。
えっと、シルバーの性格設定は今風に変えてみたところがありますが、実はこのアイディアはちょっとハマリ気味の犯罪コミックからのものです(^_^;)(「シバトラ」とか「BLOODY MONDAY」とか…主に講談社もの) あと、グリーンは基本設定がなかったので完全にオリジナルですね。
それと、彼等は戦隊ものを意識して個人武器による合体バズーカを持たせました。ミクロマンが各々個別の装備を持っているのに対し、単体に個人武器を持たせる事で単なるカラバリに終わらないようにと言う配慮をしてあります。余談ですが、4人に持たせた武器の元ネタって…判る人ならもう一目瞭然ですね(^_^;)
アクロイヤーのイークイップアーマーは単に胴体に装備するだけではなく手足の換装を行う事で換装を完了する特徴がありますが、これにより旧デザインに基づいた懐かしい戦闘車両形態にする事が出来る訳です。それ以外にも各部パーツの変型や組み替えによって全くオリジナルのバトルモードも作れる訳です。アクロイヤーのキャラ設定のところでは説明しませんでしたが、この装甲車形態時に使用する車輪パーツには腕用の「スピンレイザー」と、脚用の「ラジアルグラインダー」と言う武器名が付いていて、単に車輪パーツとしてではなく武装としても使用出来る設定になっています。余談ですが、このアクロイヤーのイークイップアーマーにはメカ属性が付いていて、神姫に装備させる事も出来るようになっています。ただし、装備可能な機体は悪魔型と悪魔夢魔型に限られてしまいますが。
あと、巨大化設定があるので
figmaでも同機種の展開をします。こちらはイークイップモード限定ですが。もちろん、
figma用の換装パーツも付属します。こちらも
figmaと神姫とのコラボレーションが図られている訳ですね。ちなみになぜかねんどろいど ぷちでの展開もあります。こちらは巨大化に失敗して と言う設定が付いています(^_^;)
ちなみにやっぱりトイホビーマーケット限定のマイクロSDカードサービスもあります。こちらではメッセージ中に特撮ファンやアニメファンがニヤリとするネタが鏤められていたりします(^_^;)更にはまたまた謎の合体モードの紹介も…例によってCV紹介です。
アクロレッドスター 広中雅志
アクロブルースター 塩屋 翼
アクロシルバースター 関 智一
アクログリーンスター 小杉十郎太
シルバースターの配役は彼以外考えられないかも…(^_^;)
ところで、ミクロマンはレディとの同梱展開でしたが、アクロイヤーにはレディヴァージョンはないのか?と思われる方も多いと思います。いやあ、顔に性別とか個性とかが感じられないのでぶっちゃけなくても良いかなあ…なんて思ったんですが、やっぱり作る事にしました。
と言うのも旧アクロイヤーがアーデン軍団に再編成された時に一部色替えで出ていたのを思い出しまして…それらをレディに当て嵌めてみようという事になったんです。もちろん、性格設定は記述がなかったのでこれもまたオリジナルで作ってみました。ただし、元になった設定はあります。判りますか?
AMG-05 アクロファイヤースター
レッドスター配下のアクロレディ。プライドが高く、他のメンバーを見下している女王様的性格。相手の苦しむ顔を見るのが好きで、その顔を見る事で更に凶暴性が増す危険人物。個人武器は細身の振動レイピアと背中の隠し腕。接近戦が得意。
AMG-06 アクロアーススター
ブルースター配下の心理学者。シルバーの元に置かれるはずだったところを強固に拒んだ事で彼の麾下となった。催眠術の使い手でもあり、相手を思いのままに操る事が出来る。個人武器は腕に装備するバズーカ砲と脚の追加装備のデストロイクローラー。だが、射撃の命中率は余り良くない。
AMG-07 アクロスカイスター
シルバースター配下の犯罪研究家。シルバーを師と仰ぎ、彼の性格を手玉にとって利用している。なぜかシルバーを「ご主人様」と呼んでいる。基本的に自らの手を染める方法を好まず、何かと相手を利用したがる。また、かなりの強欲もので、貴金属に目がないマテリアルガールでもある。個人武器は光波弾を射出するアクロゴーガンと腕の追加装備のシェイバーウイング。
ちなみに彼女らの武器もアクロイヤー達の武器と合体(もちろん3体同士でも合体は可能)するんですが、どちらかと言えば見所は追加装備の強化パーツですね。これらの追加装備は他のアクロイヤーに換装する事で強化モードへの移行をします。背中の隠し腕が実はその強化モードの腕になっているんですね。これらの武装は装備する事で身長が約1.5倍になります。この辺もまた神姫っぽい。もちろん、神姫への換装も対応しています。トイホビーマーケット限定のマイクロSDカードサービスでの声優は以下の通り。
アクロファイヤースター 小清水亜美
アクロアーススター 今野宏美
アクロスカイスター 新谷良子
アクロレディ側も巨大化設定があるので
figmaヴァージョンも予定されています。やはり強化装備パーツ付きです。サイズ的にはこちらが神姫とほぼ同じくらいのボディサイズなので神姫との親和性はこちらの方が上かな?ミクロ版に付属していない
figma対応の武装はこれでカバーしています。
あと、全7体を合体させる事で更に巨大なMEGAXになります。実はこのネーミングは全合体モードの名前でもあったりする訳です。
各素体の素材はセルロースプロピオネート、アーマーと追加武装パーツはポリメタル素材を採用、より重量感のある製品に仕上げます。各素体はアクロイヤーがミリフォベース、アクロレディが改良版ミリフォベース(同ベースのアクロスティーラよりも接続ジョイントが多く、臑部分には神姫脚部とのジョイント規格が採用されているもの)の新素体となり、ミリフォとの連携を強化した構造にもなっています。基本設定的には過去の実験体である
アクロイヤージェネレイトウォリアーズの「アクロイヤーウノス」の発展系とも言えますね。
ちなみに価格は¥750程度を見込んでいます。ミクロの単体展開版よりはちょっとだけ高め、と言うのも単体の割に装備品が多い事が理由ですね。ミリフォよりは安いですが…ちなみに昭和ミクロの当時品やその復刻版ではアクロイヤーの方が価格が安いのですが…それにしても復刻アクロの売価¥980よりもミクロの売価の方が倍近いってどういう事?
本シリーズはフィギュアの付かないメカニックのみのシリーズも予定されています。ぶっちゃけ、昭和のミクロマンをリスペクトした展開になっている訳ですから、メカのみの展開もある訳ですね。次回はまたミクロ側?それともアクロイヤー側?