以前、ご紹介した「ツンデレカルタ」シリーズの発売元
有限会社DEARS さんの面白いCDが色々出ていますが、今回は色々辿って見つけたトンデモ迷作(^_^;)CDをご紹介。ちなみに以前の記事は「
釘宮病ここに極まれり!!な家族って?」をご覧下さい。
ではお馴染みの
続きは「More...」で!!
以前ご紹介した「ツンデレカルタ」ですが、夏に2008ヴァージョンが出ていたんですが、

実はこのメーカーさん、発足から3年ほどしか経ってない若いメーカーさんだったんですね。その第1作目も実は百人一首でした。カルタと縁が深いメーカーさんだったんですね。

この「田中理恵の百人一首」を皮切りにいろんな声優さんを起用したオムニバス形式の朗読系CDを作ってきています。「ツンデレカルタ」の前には「若本規夫の百人一首」とか出してるし…その縁あって、若本系スットコCDを続発する事になるわけですが…

カルタと言えば歴史の著名な歌人の詠んだ句以外にも、「いろは四十八文字」を題材に取った「いろはカルタ」というのもありますね。

と言うわけで
有限会社DEARS さんはいろはカルタをネタに取った「いろはカルタでGO!GO!GO!(江戸編)」と言うCDも出しています。これもまた声優さんを使った
ネタ系CDで、登場する役者は桃井はるこ、中原麻衣、清水愛という実はトンデモ系主演作で名を馳せた3人(^_^;)特に中原、清水は「絶対正義ラブフェロモン」でも共演した因縁の間柄。その3人が同世代の女子高生に扮して織りなすショートコントでいろはカルタを分かり易く解説していく、と言うものです。
その、
有限会社DEARS さんが出したCD中で、特に異彩を放っている(若本系以外で)
ネタ系お勉強CDがこの「テストに出るっ! 」シリーズなのです。コンセプトは「
味気のない暗記学習を楽しくしよう」と言うもので、判りやすく言うと「もえたん」の社会科ヴァージョン と言ったところでしょうか(違うと思うぞ)




全作共通で登場するのが「れき」お姉ちゃん(
井上喜久子)、「しい」ちゃん(
田村ゆかり)、「メガ子」ちゃん(
松岡由貴)の「2人と1体」。れきお姉ちゃんは17歳で得意技はハリセンチョップ、、しいちゃんは12歳でロボットを作る事が趣味という設定で、メガ子はそのしいちゃんが作ったロボットです(ちなみに姉妹の名前を合わせると「れきし」になります。あと、貧乏という設定も(^_^;)。この3人(?)が歴史の年号を織り込んだショートショートドラマを繰り広げるってな訳ですが、公式サイトにアップされてる視聴版(基本 製品版の抜粋)を聞いたら…
なんですか!!このツッコミどころ満載の大ボケシナリオは(^_^;) 特に噴いたネタはまあ、年代的なせいもあるんでしょうが
「最強ロボ ミト王女」(^_^;)あとは随所に散りばめられた「
ちゅるやさん」ネタかなあ…(^_^;)販促音源でも松岡さん、「
にょろ~ん。」とやらされてます(^_^;)
気をつけなければならないのは年表シリーズは音声だけで聞いてても、年号の充ててあるところが分かり難いところでしょう。サンプルを聞く限りではどこに年号が織り込まれているか判別しにくいところが結構ありました。って言うか、各トラックがショートコントで綴られているため、ネタの方ばかりに引っ張られて肝心の年号を聞き取れない事の方が多いという…orz…殆ど「路傍の絵師」状態になってしまいますorz脚本書いた
クレイ・シーゴット、ダメダメじゃんorz(一応年表の作成はデジタルハリウッド大学の講師の人がやってはいるんですが…orz…)
本シリーズは2007年から始まり年表シリーズで3作作られましたが、その反省を受けてか、2008年発売の新作「世界の偉人物語」ではコントの中に人物に於ける蘊蓄が盛り込まれる形にシフトしており、前作までは分かり難かった肝心の部分を耳でも覚えやすく改善してあります。2008年内の発売はこの「偉人物語」のみだったので、惜しむらくはもっと続けて欲しいネタ企画ではあります。

あと、特筆すべきは過去3作では普通のロボットだったメガ子が本作で人間体のボディを手に入れています。その代わりれきお姉ちゃんのツッコミも厳しくなっていますが(^_^;)
個人的には歴史に絡む政治家や偉人よりも、もっと底辺の広い文化人を取り上げて欲しい気がしますね。古くは和歌や漢詩の読み手から、近代に至る音楽活動のメジャーアーティストまで…ビートルズとかジョン・レノンとかまで教科書に載ってるくらいだし…今は…後は、社会科に限らず、数学や理科とか国語とか言った広い範囲での展開も希望したいところです。
そう言えば今、石ノ森章太郎先生って歴史の教科書に出てるんだっけ?