先日、魂バイカンフーにぶーたれましたが、その「パクリの元ネタ」は自分も喉から手が出るほど欲しいものでして…
と言うわけで今回は
MP勇者 キングエクスカイザーについて語ります。
もともと
勇者シリーズは大好きな作品でしたが、当時発売されていた製品と比べるとまさに隔世の感ありな出来は、昨今のキャラクターものの製造技術の進化の賜物なわけです。
この手の製品が世に出て久しく、遅れを取った感のあったタカラトミー(当時 タカラ)が技術の粋を結集して作り上げた「
MPコンボイ」。その流れを汲んだ勇者ロボシリーズ第1弾として登場したのがこの「マスターピース
勇者シリーズ MP-B01キングエクスカイザー」でした。

昨今の流れを作った「超合金魂」が持っていたファクター「可能な限り原作のイメージを生かす」「可動出来る部分は可能な限り可動させる」「シーン再現のための豊富なアクセサリー類」と言う傾向に則り、ご多分に漏れず可能な限り、TVシリーズのアクションシーンのイメージを再現したこの
MP勇者シリーズは、MPコンボイよりも小型なのに目を見張る可動域を持ちます。そして誰もが忘れてる設定まで持ち出す懲りよう…膝のミサイルなんて覚えてる人いるのか?ってくらいなマイナー武器まで見事に展開してしまうんです。
パッケージを見る限りは格好良さは申し分ないですね。で、エクスカイザーはどうかと言うと…

車モードは文句のないデザインバランスで、さすがトランスフォーマーでさんざん車をロボットに変形させてきたタカラトミーのスタッフらしい見事な仕事です。ですが、

エクスカイザーがロボットに変形した時は今一問題ありのようです。どこがかと言うと、足首なんです…orz…
踵を意識しすぎたせいで、爪先よりも大きな形状になってしまっている…orz…何故、タカラトミーのモーションフィギュアの開発スタッフは足首を適当にやってしまうのでしょう…orz…ミクロレディのV2素体しかり、このエクスの足首しかり…orz…やまだたかひろ氏(本製品のコンセプトデザインを担当したデザイナーさん。ライジンオーでもおなじみの人。)の初期デザインによれば、ここもきちんとバランスの取れた大きさだったのですが…orz…
何故そうなってしまったのか?理由を考えてみると、足首の関節を1つにまとめてしまった構造になってしまっているのが原因のようです。これが足首・踵・爪先が個別の可動軸を持っている状態のデザインだったらこんながっかりな事にはならなかったはずです。ボールジョイント構造にこだわりすぎたのがそもそものまちがいの悲劇。言ってしまえば「ベルカ式デザイン」になってしまっているのでした。
まあ、基本的にはデザイン的にはここ以外には何ら問題のない構造なので、仮にお金とスペースが手には入ったらちゃんと購入したいと思う逸品ではあります。なんと言ってもサイバトロンにおけるコンボイと同じ立ち位置のキャラクターですから。
で、キングエクスカイザーはと言うと

まあ、とんでもないくらいに力入ったまさに「究極のデザイン」。問題があるすれば塗装関係か…造形バランス・部品の配置、すべてが計算された出来となっていて、前述のエクスカイザーの「フォームアップ!!」シーンは垂涎の出来!!言うなれば、「ミッド製キングエクスカイザーとベルカ製エクスカイザーのセット商品」と言った微妙なバランスの出来ですが、巨大合体時のパーツの填め合いは誂えたようにぱっつんぱっつん。入れてしまえばこっちのもの ってな感じ。
さらに言ってこの可動域の広さはまさに神業級!!中にエクスがあるにもかかわらず、全く内部に干渉することなくここまで動かせる訳なのでマジ神業級の仕事です。惜しむらくはカイザーソードの解釈の乖離か…orz…刀身分割式じゃなく、大小2種の刀身のコンパチ仕様で再現できたと思い…orz…
エクス本体よりも強化装甲のキングローダーの方が出来がいい と言う「アークトゥールス的な」作りではありますが、当時見てた人は要所有!!と言う品物です。各種レビューサイト見ても部品のポロリとかはほとんど聞かないので
下手な萌えフィギュアや萌えゲー買うくらいならこっちを買え!!な超!!お勧めの逸品ですね。

写真が少ないので各種レビューサイトでじっくり見て貰えれば、お勧めの意味もつかめると思います。
えび工房 無敵ロボ研究所 STEEL HEROES 勇者シリーズのおもちゃ箱(「かおすてぃっくな部屋(仮)」)内ページ
grand palace taku1のそこそこ幸せな人生 versatile site HAM 鉄のタマシイ へたれClimax F R-SIDE ガムの玩具店 参考にさせて貰った各種サイトさま。(リンクしてあります。)