武装神姫のオリジナルストーリーを始める前にやっておかないとならない事…それはMMS素体フィギュア MMS(Multi Movable System)NAKED のレビューです。
では続きは「More...」で…
まずは各種種類の紹介から。このMMS素体フィギュア MMS(Multi Movable System)NAKEDには5種類の素体カラーがあって、いずれも各種神姫との連動が図られています。
まずはホワイト。

次はブラック。

次は肌色3種。まずはアーンヴァルやハウリンなどにマッチングした色設定のフレッシュ1。

次はジュビジーやジルダリアなどに近い色のフレッシュV2。

そしてストラーフやマオチャオなどに近い色のフレッシュV3。

と言う事になっています。
素体としての体色の関係で言うと、ホワイトはEXウェポンセットのツガルにマッチしますし、ブラックはその他のEXウェポンセットに非常にフィットする体色となります。また、両色はアーンやストラの武装パーツに非常にマッチしているので両者の破損対策用にも使用出来ます。
ところで、フレッシュV2は呪や汁に近い配色という事なので、他にはないのか…と見てみたら、近いのがエウクランテだったりします。あと、使えそうなのがEXウェポンセット シュメッターリング。より可愛らしさを追求したらこうなった訳で。サイフォスの軽装をさらに突き詰めればこちらも肌の色はこれっぽいかと。
他にはフレッシュV3はイーアにフィットしそうな感じ。他には紅緒とか…多分、3色あれば足りると思うので、神姫のプライベートスタイルを作りたいなら大体その組み合わせは必須かと思え。(命令口調ではありません)
さて、可動部はと言うと、各肘膝は1軸関節となっており、配置位置も相俟って非常に上手く仕上がっています。設計時に極めて綿密な計算を施されたらしく、女性的なポージングが非常にスムーズに決まるという特徴があります。また、足首も1軸関節のようです。
ぶっちゃけて言うと、「再計算されたレディコマンド」的作りですね。2重関節採用のマテフォレディ素体に比べれば可動域に若干及びません。って言うか、おっきくなったベータミゼット?
ただし、先ほど「再計算されたレディコマンド」と述べた通りで、関節部が金属製の鳩目で止められているという「ちょっと前時代的作り」ともなっています。金属製鳩目の欠点は「緩くなってもかしめ直しが効かない事」です。さらに、応急処置のエマルジョン系接着剤も焼け石に水で、緩くなったら交換するしかない、と言う点があります。神姫の武装はほぼプラ製ですが、やはりたくさん装備すると自重で関節が負けてしまう虞は大です。おまけに廃棄にはかしめを外してやらないとならない面倒さもあり、「地球に優しい」エコなアイテムとは言い難いです。
しかし、フィギュアとして見ればスタイリングの自然さや、ポーズの決めやすさなどはそれまでに出た女性型フルアクションフィギュアにも引けを取りませんし、サイズもオオツカ企画の素体くんに近いので並べて置けるという利点も。
女性型フィギュアは海洋堂から「リボルテックフロイライン」が出るので真新しいとは言えませんし、構造的にも前時代的ではありますが(リボフロは関節部もプラ製)、ガンプラを普通に並べられる広さの部屋を持っているなら所有価値は十二分にあります。同社の「アムドライバーシリーズ」のノウハウを生かしたこのシリーズの真骨頂は「自在な組み替え」と言うミクロやアムドラが持っている魅力まさにそのものです。関節部を金属鳩目にしたのはアムドラシリーズでの反省があったからでしょう。アニメキャラのオリジナルフィギュア用素体としても十分に「使える」素体なので、人形改造が出来る人にもお勧めの逸品ですよ。
…惜しむらくは
なんで電撃しか取り上げてくれないんだ!!…ってところ…orz…